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「K2アズライト(K2ブルー)」の詳細や意味について
目次
K2アズライトとは
K2アズライト(K2ブルー・ケーツーブルー)とは、K2の麓(ふもと)で産出されたアズライト(藍銅鉱)を含んだグラナイト(花崗岩)です。
まずこのK2とは何なのでしょうか?
K2(ケーツー)は、カラコルム山脈にある山。
標高は8,611mで、エベレストに次ぐ世界第2位の高さである。
パキスタンのギルギット・バルティスタン州(あるいはインドの主張によればインドカシミールのパキスタン占領地)と、中華人民共和国のウイグル自治区との国境に位置する。
K2という頭文字はKarakorum No.2 、つまりカラコルム山脈測量番号2号を意味する。
パキスタンの最高峰であり、カラコルム山脈の最高峰でもある。
(wikipediaより引用)
標高は8,611mと驚異の高さがある山ですが・・・
このK2アズライトは、山岳地帯ではなくパキスタン側の山の麓スカルドゥという場所で採れているそうです。
またこのK2アズライトがヒマラヤ産と呼ばれていたりしますが
カラコルム山脈(カラコルムさんみゃく)は、パキスタン・インド・中国の国境付近に横たわる山脈である。アジアの大きな山塊の一部として広義のヒマラヤ山脈の一部であるが、狭義のヒマラヤ山脈とは独立した山脈である。
(wikipediaより引用)
とあるようにヒマラヤ産とは言い難いようです。
青い独特の見た目をしていますが、これがアズライトです。
そして周りの部分がグラナイト(granite)です。
グラナイトといえば、普段聞くことがない単語だと思います。
しかし花崗岩(かこうがん)といえば聞いたことはないでしょうか?
花崗岩は、火成岩の一種で日本でも見られ、石材などとして利用されています。
このグラナイトの部分は、石英、斜長石、白雲母、及び黒雲母で構成されています。
アズライトは、マラカイトと共生していることはよくあるのですが、グラナイトと共生することがほぼないので珍しく大変興味深い鉱物です。
稀にマラカイトを含んでいるものもあるそうです。
K2アズライトの原石のラフカット
パワーや意味
・自立心を促す
・実行力をもたらす
・直感力を高める
・癒しと安らぎを与える
などといわれています。
主な産地
K2の麓(パキスタン)で採掘されています。
鉱物の詳細
和名 | 藍銅鉱(らんどうこう) |
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英名 | Azurite |
化学式 | Cu3(CO3)2(OH)2 |
流通名 | K2アズライト(K2 Azurite) K2ブルー(K2 blue) アズライトイングラナイト(Azurite in Granite) K2ストーン |
色 | 青 |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | 一方向に完全 |
硬度 | 3 |
比重 | 3.8 |
注意点 | グラナイト(花崗岩)の部分が水分に弱い性質があります。 身につける場合は、汗やハンドクリーム(化粧品)に十分に気を付けてください。 |
グレードの見分け方
アズライトの発色がよく綺麗に入っているものが良質といえます。
そっくりさん情報
K2ジャスパー(K2 jasper)と呼ばれたりもしますがジャスパー(碧玉)ではありません