フォスフォフィライトの意味・鉱物辞典
フォスフォフィライトの意味や鉱物の詳細などをまとめてみました。
目次
フォスフォフィライトとは
フォスフォフィライト(Phosphophyllite)はリン酸塩鉱物の一種です。
名前はリン酸塩であること、薄片状になる劈開性からリンを意味する「phosphorus」と
ギリシャ語で葉を意味する「phyllon」に由来します。
ペグマタイトや金属鉱床の二次鉱物として生成される鉱物で、
高品質のフォスフォフィライトは美しい緑色と透明感が見られます。
セロ・リコ産のフォスフォフィライトの原石
硬度や靭性が低く劈開性も持っているため大粒の原石はほとんど産出されず、
また世界中でも特定の場所でしか見つかっていない希少性の高い鉱物で
美しく完璧な標本は現在入手がとても困難です。
その脆さからジュエリー等の加工が難しく、
加工した際の成功率はとても低いと言われています。
フォスフォフィライトの産地として有名なのがボリビア南部 ポトシのセロ・リコ銀山ですが、
2019年現在はこの産地のものはほぼ枯渇しており、
コレクターや業者のオールドストックなどが主な入手方法となります。
セロ・リコ銀山は1950年代に閉山したとの情報もありますが、
現在も生活のために採掘を続ける鉱夫が居り、
採掘作業による環境の悪化、崩壊の危険性が懸念されています。
オーストラリア、アメリカ、ドイツなどから産出されることがありますが、
最も美しい産地はボリビアのものであると言われています。
フォスフォフィライトの意味
・持ち主を成長させる
・勇気を与える
などと言われています。
フォスフォフィライトの主な産地

ボリビア、アメリカ、ドイツ、オーストラリアなどで採掘されています。
フォスフォフィライトの鉱物の詳細
| 鉱物名(英名) | フォスフォフィライト(Phosphophyllite) |
|---|---|
| 宝石名(英名) | フォスフォフィライト(Phosphophyllite) |
| 和名 | 燐葉石(りんようせき) |
| 流通名 | フォスフォフィライト |
| フォルスネーム(誤った流通名) | - |
| 色 | 緑・薄荷色・無色 |
| 化学組成 | Zn2Fe(PO4)2・4H2O |
| 結晶系 | 単斜晶系 |
| 硬度 | 3 - 3.5 |
| 劈開 | 完全 |
| 比重 | 3.08 - 3.13 |
| 屈折率 | 1.594 - 1.623 |
弱点・取り扱いの注意点
硬度が低く、靭性ももろく、また劈開性も持っているため取扱には注意が必要です。
※天然石はどれも非常にデリケートです。
※記載がない場合でも取り扱いには注意をお願い致します。
グレード(品質)の見分け方
透明度が高く、発色が良く、クラックが少ないものがのほうが高品質と言えます。
良く似た石
名前が似ているフォスフォシデライトという鉱物がありますが、全く別の鉱物です。
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