マラカイト 意味・鉱物辞典 タイトル

「マラカイト」の詳細や意味について

目次

マラカイトとは

マラカイトは美しい緑色と縞模様が特徴的な天然石です。

名前は葵科の植物であるゼニアオイ(mallow)の緑色を意味するギリシャ語「malache」から名づけられたといわれています。

和名は孔雀石といい、こちらはその色と模様が孔雀の羽根のように見えることに由来します。

孔雀石の語源となった孔雀

現在の主な産地はロシアのウラル山脈や南アフリカなどが有名ですが、日本国内でもかつては各地の鉱山から産出され、特に江戸から明治にかけて秋田県の荒川鉱山などでは良質の原石が採取されていました。

銅の鉱物が大気中の二酸化炭素や炭酸分の豊富な地下水に触れることによって侵食され、 そこから染み出した銅イオンが再形成され集合体になったものがこのマラカイトです。

この石の歴史は古く、紀元前3000年頃にはエジプトで顔料や化粧用として使用され、 紀元前2000年頃から宝飾として利用され装身具などに用いたといわれています。

かの有名なクレオパトラはマラカイトの粉末を油で溶いたアイシャドウを愛用したといわれています。

また、かつてヨーロッパではこの石で護符を作って魔除けにしたり、日本でもかんざしの玉や「岩緑青」と呼んで岩絵の具の材料にしたり、FIFAワールドカップのトロフィーの装飾としてマラカイトを使用したりと場所や時代を問わず活躍してきた天然石でもあります。

FIFAワールドカップトロフィーのマラカイト
FIFAワールドカップトロフィー(2002FIFAワールドカップオフィシャルショップ横浜 様) wikipediaより

銅を採取する為の鉱石としても知られており、採取のため溶鉱炉で溶かされていたこともあるようです。

一方で精錬の精度が良くなかった時代この石は猛毒であるといわれていました。

緑青自体に毒性はないのですが、これは錆の中に含まれているヒ素が原因の中毒症状ではないかとされています。

また不純物が多い石でもあるためマラカイトの粉末は肌につくとかぶれやすく、特に目に入ると強い刺激があるため前述のアイシャドーとして使用したとされる言い伝えについて懐疑的な意見も存在します。

尚、肌がかぶれやすいと書きましたがビーズを触ったりする分には特に影響はありませんが、皮膚の弱い方や気になる方は念のため長時間の着用を避け着用後は洗い流すように心がけると良いでしょう。

パワーや意味

・魔よけ
・厄除け
・破邪
・悪いものから身を守る

などといわれています。

→ マラカイトのブレスレットやアイテムはこちらから

主な産地

世界地図 マラカイトの産地の画像

ザンビア、南アフリカ、ナミビア、ロシアなどで採掘されます。 他にもアメリカ、メキシコ、オーストラリア、イギリス、フランス、中国、日本などでも採れています。

鉱物の詳細

和名孔雀石(くじゃくいし)
英名Malachite
化学式Cu2(CO3)(OH)2
緑色(深緑)
結晶系単斜晶系
へき開なし
硬度3.5〜4.5
比重3.60〜4.05(通常は3.9くらいのようです)
注意点特になし

グレードの見分け方

マラカイトの特徴である縞模様が規則正しく並んでいるものが上質といえます。

そっくりさん情報

染色されたものや粉末を固めたもの、粘土細工のようなものなど偽物が多く注意が必要です。

マラカイトを使ったブレスレットやアイテム