「ストロベリークォーツ」の詳細や意味について
目次
ストロベリークォーツとは
ストロベリークォーツは、1960年にメキシコのソノラで発見された水晶です。
キラキラと輝く内包物は、ゲーサイト(針鉄鉱 しんてっこう)。
レピドクロサイト(鱗鉄鉱 りんてっこう)を含む場合もあります。
ストロベリークォーツの内包物の参考動画 ※動画に音はありません
ゲーサイトとレピドクロサイトは、褐鉄鉱(かってっこう)の一種で同じ成分で結晶が異なる同質異像の鉱物です。
その為、どちらか鑑別することは非常に難しいことです。
その為どちらも入っているという表記がされることが多いです。
淡い赤〜オレンジが少し混ざったピンク色に見られ、美しく愛らしいその姿からストロベリークォーツと呼ばれています。
ストロベリークォーツは、流通名であり鉱物名ではありません。
鑑別すると「天然クォーツ」が鉱物名となります。
本来は、メキシコ産、そしてその後に発見されたカザフスタンで採れたゲーサイトを内包しキラキラと輝くアベンチュレッセンスが見られるものをストロベリークォーツと呼んでいました。
しかしメキシコ産、カザフスタン産は鉱山の閉鎖・採掘の終了などが原因によりストロベリークォーツはほとんど見られなくなりました。
その為、最近では産地が違うレピドクロサイト(ゲーサイト)を内包した水晶などがストロベリークォーツと呼ばれていたりもします。
・マダガスカル産のレピドクロサイト(ゲーサイト)インクォーツ
ややオレンジ色に近い色合いをしているのが特徴です。
(流通名例:オレンジストロベリークォーツ、オレンジスーパーセブン)
・インド産のレピドクロサイト(ゲーサイト)インクォーツ
少し濃い赤色をしています。
(流通名例:スーパーセブン、ストロベリークォーツ)
・アフリカ産のエピドートインクォーツ
(流通名例:アフリカンストロベリークォーツ、ストロベリークォーツ)
ストロベリークォーツというのが鉱物名ではなく流通名でありこれという決まりがないこともあり今後も増えていく可能性もあります。
当店では、ストロベリークォーツ = メキシコ産、カザフスタン産という取扱い方をしておりますが、これは人や店それぞれの考え方があり、答えというのが存在しないものだと思います。
パワーや意味
・恋愛の始まりを告げる
・恋愛での相談役にもなる頼れる存在
・女性としての魅力を高めり
・華やかで美しい女性へと変えていく
などといわれています。
→ ストロベリークォーツのブレスレットやアイテムはこちらから
主な産地
メキシコ、カザフスタンで採掘されます。
鉱物の詳細
和名 | 苺水晶(いちごすいしょう) |
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英名 | Strawberry quartz |
化学式 | SiO2 |
色 | 赤 オレンジピンク |
結晶系 | 正方晶系 |
硬度 | 7 |
比重 | 2.6 |
注意点 | 特にありません |
グレードの見分け方
水晶の濁り(曇っている部分)が少なくスモーキー(茶色)がかっていないもの
レピドクロサイト(ゲーサイト)の入り方が美しく、内包物が綺麗に輝くものがグレードが高いものになります。
そっくりさん情報
チェリークォーツと呼ばれる模造石が存在します。
これは石ではなく人工的に作ったガラスですのでご注意ください。