「モーシッシ(マウシッシ マウシシ コスモクロア輝石)」の詳細や意味について
目次
モーシッシとは
モーシッシは、濃緑色の中に黒、及び白の模様がある天然石です。
ミャンマーの「Maw sit sit」と呼ばれる渓谷から産出されることに由来しており、
1960年代初頭、スイスの宝石学者であるエドゥアルド・J・ギュベリン博士がビルマ(現在のミャンマー)
で発見したと言われています。
ミャンマーは元々翡翠の産地としても有名で、この石も発見当初は翡翠の変種であるとされていましたが、
この石の緑色はコスモクロアによるものであり、後にアルバイト(曹長石)や
クロムエッカーマナイト(クロムエッカーマン石)、コスモクロアなどを含む岩石であることが判明しました。
(※上記以外にも多様な鉱物を含んでいる場合があります。)
その他の呼び名として「コスモクロア」「ユレーアイト」などがあげられますが、
これらはモーシッシの発色要因であるコスモクロア(コスモクロア輝石)のことでこの石単体の名称ではないようです。
コスモクロアという鉱物の名前は、ギリシャ語で「宇宙」と「緑」を意味する言葉に因んでいます。
これは1776年にメキシコで発見されたトルカ隕石から最初に発見されたためであり、
当初は地球上には存在しない物質であるとされていました。
1996年に岡山県の大佐山、翌年1997年には新潟県糸魚川市でも翡翠の中にコスモクロアが発見されましたが、
現在でも一部の国や地域で産出される鉱物の中に含まれているものしか発見されていない不思議な存在です。
パワーや意味
・癒しを与える
・精神と身体のバランスを整える
・自愛の心を育てる
などといわれています。
主な産地
ミャンマー(マウシットシット渓谷)で採掘されます。
鉱物の詳細
和名 | - |
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英名 | Maw sit sitなど |
化学式 | - |
色 | 緑(濃緑色) |
結晶系 | - |
硬度 | - |
比重 | - |
グレードの見分け方
濁りが少なく光沢感が見られるものが高品質とされています。
そっくりさん情報
前述した通り、発見当初は翡翠の変種と思われていたため、現在でも翡翠と混同されて流通しているケースがあります。