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「アンカンガイトインクォーツ」の詳細や意味について
目次
アンカンガイトインクォーツとは
アンカンガイトインクォーツは、アンカンガイト(アンカング鉱)が内包された水晶です。
「マンナード鉱入り水晶」として流通している場合もあります。
注目を浴びたのは2008年。
ブラジルから発見されたこの天然石がツーソンショーでマンナード鉱として紹介されたことがきっかけです。
元々アンカンガイトインクォーツ自体は、1989年に中国陝西省の安康(アンカン)という場所で発見されていた鉱物でした。
現在は上記のマンナード鉱とアンカング鉱は同じものであることがわかり、鉱物としてはマンナード鉱の名で統一されています。
内包されているこのマンナード鉱はホランダイト(ホーランダイト)と同質異像の天然石で、バリウムやチタン、バナジウムなどを含む酸化鉱物です。
※同質異像とは、化学組成は同じ(同質)であるが結晶系が異なる(異像)現象のことをいいます。
知名度が低い天然石ですが、その理由の一つとして肉眼ではトルマリンインクォーツやルチルクォーツと区別が付きにくいことがあげられます。
最近になって「顕微ラマン分光分析」という機械によって鑑別が可能となり、徐々にこの名前での流通を確認できるようになりました。
パワーや意味
・目標となるものを探している人に指針を与える
・不安や恐怖を取り除く
・前向きな人生をサポートをする
などといわれています。
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主な産地
ブラジルなどで採掘されます。
鉱物の詳細
英名 | Ankangite in quartz |
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化学式 | Ba(Ti,V3+,Cr)8O16 |
色 | 黒 |
結晶系 | 正方晶系 |
硬度 | 6.5 |
注意点 | 特になし |
グレードの見分け方
水晶の透明感が高く、内包物が黒くはっきりとはいっているものほど上質となります。
そっくりさん情報
ブラックトルマリン入り水晶、プラチナクォーツ、ブラックルチルクォーツと間違えられることがあります。