「ラリマー」の詳細や意味について
目次
ラリマーとは
海のような独特が模様が特徴の石です。
鉱物的には、青色をしたペクトライトであり、ドミニカ共和国のパオルコ鉱山でのみ採れるとされています。
ドミニカ共和国のナショナル・ストーン(国石)にも認定されています。
ラリマー、スギライト、チャロアイトを世界3大ヒーリングストーンと呼んでいます。
その為、パワーストーン業界でも特に人気の高い石のひとつです。
このラリマーは、1974年にドミニカ共和国の地質学者ノーマン・ライリング氏が発見しました。
現地の宝石商の娘の名前(Larisa)と海を意味する(Mar)を組み合わせたラリマー(ラリマール)がこの石の名前の由来です。
また、別名として「アトランティスストーン」や「ドルフィンストーン」とも呼ばれています。
ラリマーの青色の部分は含有される銅(Cu)によるものだといわれています。
ここ近年、特に濃厚なブルーを持つ高品質のラリマーの採掘量が激減しており、年々流通している品質が下がっている傾向が見られます。
採掘される鉱山もひとつということから今後さらに価格相場の高騰が予想されるといえます。
情報は定かではないのですが、近年チェコや中国でも似たような青色のペクトライトが採れたということを聞きます。
ただどのような原石なのか、ドミニカ産のもののような色合いや見た目なのかという情報がなく、この情報に関してはまたわかり次第追記をしたいと思っております。
また透明感の見られるラリマーは「アイスラリマー」と呼ばれています。
パワーや意味
・愛と平和の象徴
・ストレスを軽減し、心身をリラックスさせる
・ネガティブな感情を取り除く
などといわれています。
主な産地
ドミニカ共和国で採掘されています。
鉱物の詳細
和名 | ソーダ珪灰石(ソーダけいかいせき) |
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英名 | pectolite |
化学式 | NaCa2[Si3O8(OH) |
流通名 | ラリマー(larimar) アトランティスストーン( Atlantis stone) ドルフィンストーン(Dolphin stone) |
色 | 青、水色、白 |
結晶系 | 三斜晶系 |
へき開 | 二方向に完全 |
硬度 | 5.0 |
比重 | 2.74 〜 2.90 |
注意点 | 直射日光に弱い石ですので、日光にあたらないところでの保管を推奨します。 |
グレードの見分け方
青の発色が特に強く、白い部分とのコントラストがはっきりとしているものほど上質です。
茶色い部分があることや青い部分が少なく真白に近いものは低グレードとなります。
そっくりさん情報
アラゴナイトやクラック入りのアゲートなどを染色したものが見られます。
またラリマークォーツと言う名前で流通しているものは染色されたクラック入りのアゲートです。